年明け1月、積雪、再生

 


愛知から東京に出てきた日を思い出しました。

珍しくその日の愛知は年に一度あるか無いかの積雪日で、
「葉子の新しいスタートを祝うかのような真っ白な世界だな!」と親友から来たLINEに、”先行き不安定”の冷えた暗示を感じていた私の心臓が少し緩んだことを覚えています。

何とか名古屋駅まで出て来れたのは良いものの新幹線は勿論遅延。
乗り込んだ新幹線で「今どの辺ですか」と爆睡していた隣の席のおじさんが不意に目を覚まし聞いてきたので「まだ浜松らへんです」と答えて二人で失笑したことも覚えています。

三島を越えたあたりで新幹線がスピードを上げ始め、
東京に着いた時は雪のかけらなどなく冬の強い日差し、
120分遅れて着いた渋谷は、ただのいつもの渋谷でした。

人よりも物事のスタートが遅い、私の人生を集約したような日。
その日も年明け1月の初めでした。

結局何年経ったんだっけ?
そろそろはっきりと数字は思い出せなくなってきましたが、今日の雪とその日の愛知の雪は積もり方が似ていることがわかる。

遅ばせながら、あけましておめでとうございます。
コロナ禍で目に見えない心的停滞と抑うつ感に知らず知らず苛まれていたことに、最近になってようやく気づきました。
今年は色々自分から創っていきたいです。

でも元旦にひいたおみくじには「やること全て思わしくない」と堂々と且つ辛辣に書いてありました。仮にそうなったら、やったこと全てネタにします。

おみくじは秒で枝に括りましたが、さて如何に。
今年もどうぞよろしくお願いいたします🐯