コンクリート副流煙ジャングル

 


三茶の喫煙所でタバコ吸ってたら横顔と髪型と髪質と服装と背丈がこれでもかというぐらい似てる人がタバコ吸ってて、驚きと恐怖で心臓が止まった感覚を覚える。

吸ってる銘柄まさか一緒かなとつい横目で見てしまうけど何を吸ってるかまでは確認できなくて、もう居ないと理解してる自分とまさか私の様子を見に来たのではとファンタジー脳が爆誕した右脳と左脳が拮抗して、ごった返す喫煙所で一人崩壊しそうだった。

私が吸い終わるタイミングでその人も吸い終わって、あ、消えちゃうと必死でその人の顔を崩壊しそうな身体で確認したら、度肝抜かれるぐらい似てなくて全身の血の気が引いたと同時に身体の崩壊が治まり私は喫煙所の住人の一人として無事帰還した。

もうこの世界には居ませんよの現実をクリティカルで見せつけられたのに私の崩壊は止まるという歯痒さ。

コンクリート副流煙ジャングルの危うい世界線でなんとか生かされた、10月末の思い出。の走り書き。