残存

 


「良い仕事ができなあ」と思える日は意外と少ない。と言ったら滅せられそうだがこれは本当のことだから仕方ない。
そこには相性もあるし、目的もあるし着地点もあるしそこまでのベクトルもある。もしかしたら体調もあるかもしれないけど、もし前者が揃っていれば、体調はなんとかなる。(私の場合)
全てが関与、作用しての「良い仕事」となると思うのだけど、そう思うと繊細な仕事だ。
ロジック的な考えも絶対的に必要だけど、エモーショナル、イントュイティブ(イントゥイティブ?)なものの方が結果的に写し出されるものとして必要なんじゃないか、と超絶文系な私は思う。

上がりを見るとどうしても「重い」「軽い」は浮き彫りになる。

「今後【モデル】は無くなる職業か」と自問し続けていた時期があり、
「無くなっても良い職業」と答えが出た。そして今でもそう思っている。
過去にやらせていただいた仕事で、AIの利用でその可能性を感じたことがあったからだ。
更に昨年日本にもコロナ来航、職業が無くなる前の篩に既にかけられている感もしっかりある。

はてさて、どうなってしまうのでしょう、と思いながら気づいたら1月末。

終盤は本能で動くしかないほど体力的には満身創痍だった現場で「これぐらいのものを本来は作っていかないといけない」とフォトグラファーさんが放った太い矢のような言葉は、
今の時代にも私にも必要なものだった。

載せている写真は数年前のものだが、このフォトグラファーとは珍しく「お仕事の人」から「お友達」に進化、変容をした。


残るものは決まってくる。
はてさて、どうなってしまうのでしょう。