セカンドキャリア
前回のpostの翌日から始めた「一週間完休ウィーク」の初日に見事にぎっくり腰をやってしまった私ですが、
幸い痛み的には軽症だったらしく、「動けることって、本当に幸せなことだったんだな」と思い噛みしめながらなんとか普通に生きている。
ただ、いつもお世話になっている整体の先生曰く、
「奥の方にまだ全然いるから(諸悪の根元が)、くれぐれも労わりながら生活してね」
とのこと。
腸腰筋の凝り、鼠蹊部のだるさ、仙骨の痛み。
私はやはりもう、若くはなかったらしい。
労わりながら生活をしていると、
本を読むか、YouTubeを見るか、だいたいそのどちらか。
今回はぎっくり腰だったが、
一年前にはぎっくり首をやっている私にとって(痛すぎて動けなくて泣いて救急車呼ぼうか迷って#7119に電話したアレ、過去post参照)、
食事、読書、パソコン作業の姿勢は、腰とともに首も酷使するので、長時間はしんどい。
よってYouTubeもストレッチしながらラジオ代わりに聞いている。
そこで偶然、陸上100m日本代表の桐生祥秀選手の動画を流し聞きしていたのだけど、
セカンドキャリアについて。
2つ前のpostで「人生未計画やべえどうしよっかゾーンに入っている」と書いたけどこれに変わりはなく、
この世界的な状況もあってか、どう考えても想像ができない、画が見えない、という今までにない状態をここ最近感じている。
10年以上前、モデルをやり始めた瞬間に直感で「いつかはモデルを支える側になる」と思ったのは事実で、
前事務所に所属しているときも、マネージャーの技という技を学ばせてもらっていた。(勝手に)
私はどうやら一般的に考える「モデルとは」の問いに対する答えが(ご承知のように)ややずれているようで、
しかし、私の考えは周りの意見を大きく譲歩したとしても絶対的に必要なものであって、
言ってしまえばそれに対する理論だったり哲学だったりするんだけど、
それをみんなはただ他人に言っていないだけなのか、
そもそも持っていないのか知らないけど、
まともな答え、若しくは、面白いなという答えを聞いたことがあるのは、せいぜい一人、二人しかいない。ごめん。
でも繰り返すけど、
これってくそほど必要なことであって、私も自分の満足いく答えまでまだ行き届いていないけど、
きっとそれが無いと、私が10年前に直感で思ったことは、長くは続かない。
それももしかしたら私の「諸悪の根元」なのかもしれない。
満足いく答えなんてないのかもしれない。
人として好かれることは、この先私はあるのだろうか。
決して俗に言う「モデル」っぽく無い、キャッチーでは無い私を、必要としてくれる場はあるのだろうか。
人前に出たいから、ファッションが好きだから、と言う理由で始めたわけでは無いこのキャリアだからこそわからない。
一度、話の流れで「目立ちたいわけでは無い」と現場であるスタッフさんに言ったところ、
「そこまでやる気がないってことだね」と言われたことを思い出す。
...決してそう言うわけではないし、言い返そうと思えば言い返すこともできたが、
現場の空気を読んで、苦笑いで流してしまった当時まだ20代の私。
単純に答えを出してしまう想像力の無さを持った人も「プロ」と呼ばれる「大人」の中にもいると知った。
その人にとってはそれがその人のスタート地点であったからこそそう言われたのかも知れない。
そして時間は経っているから今は答えが変わっているかも知れない。
でも、業界の中でいとも簡単にそういう人と出会ってしまったわけだから、
数的にはかなり多くなると想像がつく。おそらくそれが「一般論」だから仕方がない。
ちなみにその人とはそれ以来会っていない。NG出たかな爆
写真は、親友と三浦春馬さんについて語り明かした夜。
日本国民が、ご家族が、共演者が、マネージャーが、事務所が、その事実を知ったとき茫然自失、絶句したように、
人は単純に分かり得るものではない。
そんな業界の片隅にいる私、
問いに対する答えがややずれている私、
諸悪の根元が私のどこかにいる私、
どこに向かうかわからないまま、
腰の方の諸悪の根元を労いつつ、8月を過ごす模様。
それにしてもこの(写真の)ホテル、良かったわ〜
※仕事ができるぐらいには回復しております、腰。