深夜のTwitter俳諧 中編
【8月15日 記】
終戦記念日。ここ数日、NHKでworld war ⅱの番組をよく見ている。
原爆により片耳が吹き飛んでしまった人、顔がわからないほどの大火傷を負い包帯で巻かれた身体にハエがたかる人、生きているのかわからない我が子におっぱいをあげ続ける人。
その日、7年前に他界した祖父は、その広島にいた。
厳密にいうと私は被爆3世となる。
仕事で広島に行く度、原爆記念公園には足を運ぶ。
街中に突如現れる時が止まったあの場所は、自分なんぞが足を踏み入れていいのかわからなくなるほど自分の歴史の浅さを思い知らされる。
祖父はどの辺りに居て、愛知に帰ってきてくれたのだろうか。
職業目線で見ると、
よく当時の動画が綺麗に残っているなというのと、その動画にカラーをつける75年後のいまの技術凄いなというのと、その動画を撮った方のジャーナリズムと、
写真や動画を形に残し、起こすことの偉大さを痛くなるほど改めて感じる。
たとえ残酷な画であってもそうでなくても。