酸欠
○2月半ば、
羅列を重ねに重ねた数字達と、アホみたいな膨大な領収書と、どれがどれかわからなくなる似たような書類達と、一年前保存したきり使っていない脳内の引き出しをこじ開ける作業と戦い、確定申告を終わらせた。
安心し切っていた矢先、
花粉症歴20年の本領が自ずと発揮され、ティッシュは一日一箱消費、鼻のかみすぎで連日に鼻血、微熱、虚脱感、節々の痛み
そうかと思えば世は新コロナ恐慌、
マスク、除菌アイテムはもちろん、トイレットペーパー、ティッシュが薬局から消え、
血に染まるティッシュの山(鼻血)、トイレットペーパー残り1ロールしか残っていない我が家、
完全詰んだ。
という、酸欠。
花粉といえど泥のように体調が悪い上、
デマに煽られる人々を画面越しに見るだけでげんなりする日々。
しかしなぜか急に昨日から鼻の調子が良く、やっと脳に酸素が廻っておられる、気がする。
⚪︎今後の撮影の為、思考を煮詰める。
世は月曜日、喫茶店内の周りのお客様は、
仕事の打ち合わせ枠、主婦枠、仕事の休憩枠、の3パターンで構成されている。
どすっぴんで、部屋着+αレベルの身なりで、呑気にシフォンケーキ食べている30代女性は私しかいない。
独特の疎外感はいつものこと、
気にしてしまう痛い空気も、周りの目も、人間関係も、生き方も、譲れない考えも、その孤独さもいつものこと。
ここによく「孤独」という言葉を書いているし、実際にそう思っているから書いているのだが、
ある方に「結婚したのに、孤独なんですか?」と聞かれたことがある。
孤独です。
「(逆に聞くけど結婚したらレベル上がって孤独さゼロの別物に進化するとでも思いました?笑)」という言葉は飲み込んだ。
ただ、この方の言いたいことはわかるし、その進化こそおそらく普通だと思う。
その思考のほうがはるかに生き易い。
別の方からは「言ってること、すごくわかる」と言われた。
「これって家族があるからとかじゃないんだよね。」と。
そう、家族とかパートナーとかお友達とか、勿論幸せなのだが、
でも孤独。不思議なもんで。
「それって相手を信じてないとかそういうことじゃない?」、
とかそんなチープな意見はいらないし意味全然違うのだけど、
結局は個なので、仕事でもプライベートでも。
これを大前提にしておかないと、特に日本は、幾らでもごまかすことができてしまう恐怖。
右隣は新聞のテレビ欄を熟読するザラッとしたおじさま、
左隣は一生スマホのゲームしながらアイスコーヒー爆飲みするサラリーマン。
という、酸欠。
#hakodiary