COMMERCIAL PHOTO 4月号/THE NUDE
掲載にあたって連絡をいただいた時、
一瞬ではあるが考えた。(30分ほど)
ヌードは、お仕事させて頂くにあたってリスクが生じる。
悲しきかな、やれなくなるお仕事も出てくることもある。
仕事として考えるか、私として考えるかなのだけど、
今後の私を鑑みて、私は後者をとった。
実際は掲載の連絡をいただいた瞬間に私の心は決まっていたのかもしれない。
ただ、社会に属している以上、
その「社会」というのはお仕事上もそうですが、友人や家族関係も含むのだけど、
どうしても考えなくてはならない問題で、
それが煩わしくも思えて、息苦しいなあ、という状態だった。
私もお世話になったことのある、ND CHOW氏の言葉に目が止まったので、
お借りさせて頂く。(PICTURES (2018.03.19) より)
アンディの言葉は優しくて偽りがない。
そう、先ほど「今後の私を鑑みて」と書いたけれど、
いま私が求めているのは「個」としての自分だった。
事務所を退所したのも、
その際「事務所という枠から出たい」「個人的に力をつけたい」と言っていたのも、
自分の写真を見ても、他のモデルさんの写真を見ても、広告を見ても、エディトリアルを見ても、
私が目につくところはその方々の「個」であって、
画として見たときに詰まったものを感じられるかどうか。
私はそこを求めていきたい。今後も。
私のsnsで写真の全てをお見せできないのはある意味残念ではありますが、
先ほども書いた通り、社会に属している以上考えなければならなく、
ただ私としては、本来はこう思っているのよ、ということであります。
息苦しさと、上手く順応できない生き辛さと、
それを冷めた目で見る表向きの私と、遠く暖かく見る本来の私と。
そう考えると私はやはり、所謂「モデル」ではないのだな、
と改めて思う。
悲しきかな〜!
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ph @takuyanagata1
#hakodiary