排出 後編

幾許か前からほんのり存在していた言葉をメモに書いた途端、タガが外れた。

書いている最中は申し訳なさと情けなさと罪の意識さえも感じたけれど、
これが今の私の全ての根源だと悟ると、いつかそれらは不穏な空気を含んだ安堵に変わっていった。

我ながらどっちやねんとつっこみたくなってしまう。

もっと鈍感に生まれたかった。