排出 前編
超絶重い腰が超絶ゆっくり上がり始め、流れていた(というか流していた)(寧ろ流すしかなかった) 撮影のレファレンスを作り始めた。
2ヶ月経とうとしていた。
既に世に排出された人物の一枚からだと全ての意味が崩れてしまうかもしれないと危惧し、
何とか頭の中にポツポツ出てきたものを別のかたちで視覚化しようと試みると、
抽象的過ぎて最早暗号解読となるレファレンスができてしまう未来を察知したので、
おとなしく一旦手を止めた。
わかりやすいことほどつまらないことねえな、
と偉そうなほぼニートが思う昨今。
じゃあそのニートには、その技術はあるのか。
最近写真が怖い、
と虚弱なほぼニートが感じている昨今。
じゃあそのニートには、何が必要なのか。
そもそも何故その状態で超絶重い腰が超絶ゆっくりではあるものの、今になって上がり始めたのか。
本当に私は商業的じゃない。
とここ数年で何百回も呟いた独り言のカウントが、また一つ増えた。