葉子


最近は専らカタールのドーハで行われている世界陸上とマリオカートで生きています。

私は高校時代、陸上部のマネージャーをやっておりまして、もう部活のために学校行ってる、と言っても過言ではないほど大好きな部活でした。6時限目の授業後から始まる部活は、帰宅時は夜遅くになることが日常で、それと共に成績は下降したため、両親はあまり良く思っていなかったっぽいですが、私は部活の時間が大好きでした。(成績の落ち具合は完全に私の努力不足です)

成績の話はどうでもいいんですが、
選手がとても羨ましかったことがあります。
数字(記録)で自分を測ることができるということ。
マネージャーは自分の進歩を、わかりやすく示す物差しが無かった。

当時は顧問の先生に「選手の結果がマネージャーの結果だ」と哲学めいたことを言われ、納得したようなしてないような不安のまま、引退しました。

さて、月日は経ちこんな大人になってしまった私ですが、現在も未だに、わかりやすい物差しはありません。
お給料でしょうか。でもお仕事により単価は違います。
スケジュールの数でしょうか。でも数をこなせばいいという問題でしょうか。
コレクション出演数でしょうか。ジャンルが違うモデルはどうなるのでしょうか。
snsのフォロワー数でしょうか。私が目指してるのはそこじゃない。(小声)

距離を置いて見れば見るほどこの仕事は、虚しくなる。
ああ、そういえばむかーし付き合ってた人に「将来性が無い」と言われたこともあったなあ。
「グウの音も出ねえ..!!」と笑い怒りを震えながら堪え、「それでも私はこの仕事好きだから(お前さんは自分の仕事が好きだと胸張って言えるんかい)!」と相手の発言を華麗に無視した感情論をぶつけた記憶があります。

また話が脱線しましたが、
やはり虚しい。どう考えても、虚しい。
そして孤独だ。とても孤独だ。
すごい世界に入ってしまったもんだ。
仕事を根詰めてやってるときはいいんです。ただ、ふと立ち止まって我に帰ったとき、突然やってくる大波のような虚無感。

それらをいま、世界陸上を見ながら、自分とリンクさせながら、懐かしさも感じながら、寝不足と戦いながら、見ています。

種目によって違う其々の確かな技術も、メンタルをこの日に合わせてくる自己コントロール力も、その瞬間に力を出し周りに翻弄されない集中力も、孤独さも。

私はちゃんとした職業としては、この仕事しかやったことがありません。(アルバイトの実績は多数ですが)
なのできっと、どの職業もそうなのだと思いますが、やはりこの職業は、かなり特殊だと思っている。
世の為人の為になってるかと言えば、

「なってる、んーー、ん?なってる〜⤴︎ゥ、かな、うん、や、なってr、待って、や、どうだろ、(周りのためにはなってるはずだが)、んーわからん笑笑」
が大多数の答えでしょう。
「自分のためにはなってる」とは言い切れるだろう。

私は後者の考えで物差しがない分、虚しさは比例してついてくるものの、探求もできるし面白いのですがね。
結局10年以上前と、なんだか似たような過ごし方をしてる。


ああ、嘘をつけない私。

そんなことを思いつつ、成るように成ると信じ、今日は早めに寝るのが目標。

マリオカートの話は何処へ.. #hakodiary