「ブルーライトががカットされてる!」

初めて電子書籍というものを手に入れた。会員特典とやらでポイントがもらえたので、試しに。

私は決して新しくはない(どちらかというと古い)人間だからか、本や雑誌は「紙」であってほしいと思ってる。


たしかに一度ダウンロードしちゃえばいつでもどこでも読めるし荷物にもならないし合理的だなあとは思ったけど、読んでていっこ自分で気づいたのは「なかなか頭に入ってこない」ということ。気のせいかもしれないけど、スクリーンというフィルターがかかってるからか、画面からのブルーライトが気を散らすのか。


先日友人から、便利すぎて重みもありがたみも気づかない間に薄れる、って言葉を聞いたけど正にこのことかも。自分で書店に行って自分の足で探して選ぶのと画面上で選ぶのとでは、私に限っては、やはり違う。映画でも本でも雑誌でもなんでもいいけど、作品への責任が自分の中で違う。自分が書籍を書いたわけでもないけど、責任って言葉がしっくりくる。そしてこちらで読みきってから、きっとこの本は書店でも買うと思う。
これって仕事でも思いっきり当てはまる。ここでよく使うのは「思い入れ」って言葉だけど、検索しちゃえばイメージなんてごろごろ転がってるから、テスト一つやるにせよ割と簡単にできちゃう。考えずともできるかも。依って、似たようなものが最近とても多く感じるのだけど。や、感じるってより実際多いんだろうな。便利だけども代償も強い。


いつか撮影のクルーが、本物ってなんだろうね、と皮肉交じりに話してたことを思い出す。
時間も状況も進んでしまっているから言えないってだけで、問うてる人は中にはいるだろうな。
とりあえず本に関しては、紙派です。
#ハズキルーペ #hakodiary