則る

電車に乗ってまして、動き出した瞬間に急ブレーキかかったんですね。電車の急ブレーキって、座っていても慣性の法則凄く感じるじゃない。私その時立っていて吊り革にもつかまっていなくて(吊り革苦手だから)吹っ飛ばされそうになったの。やばい!って思った瞬間吊り革つかまったけど、つい「おっととー!びっくりした。。(小声)」って声に出してしまったの。
でも、周りは誰一人声出してなくてしれっとしていて、恥ずかしいと同時に、乗客の電車慣れに感動したんだよね。普段乗らない線だし、もしかしたら急ブレーキは日常的なことなのかもしれない。
そのあと無事電車は発車したのだけど、隣に立ってる会社帰りと思われるお姉さんは吊り革につかまりながらため息ついて項垂れているし、目の前に座ってるおじさまはペットボトルについてるシール凝視してるし、7席ある電車の席の左端の席から5人目まで座ってる人は携帯いじってて私が乗車中密かにやってる「携帯ビンゴ」は達成ならずで(6人目はペットボルのおじさま、7人目は寝ている)、
色んな物語を運んでいて面白い。
周りから見たら、声を出した私も面白かっただろう。
面白いと同時に、淡々と動く電車にも人にも虚しさを感じたけど。
#慣性の法則 #hakodiary