traveling alone-1



そもそも何故一人で飛び出してしまったのかというと、皆がいる場所から一度物理的距離をとりたかったから。

そして何故鳥取かというと、読んでいた本のカバーが鳥取出身の故・植田正治氏の写真で、且つ確認したら、私が初めて鳥取に行った時から、今年でちょうど10年経つから。

そういえば、その10年ほど前から全国津々浦々仕事で足を運んだことはあるけれども、一人で飛行機を手配し、一人でルートを決め、一人で歩くということをしたことがなかった。

定義があるようでなく、
ルールもあるようでなく、
何をやったら正解なんてのもあるはずがなく、凄いとか凄くないの境界線なんてざっくりで不透明で、要はなんも決まってなくて、
自分でやっていて正直に思うが、
上っ面な仕事だと思う、とても。

そんな世界でも何かを残せられるようにと思い走らせ十数年間、仕事に全て埋め尽くされていたことに今更気づく。

事務所を退所してから、意外とたくさんの方に「少し休め」と言われていました。
退所した勢いのまま突っ切ることもできたが、これまであまり休んでいなかったということにも気づく。

とにかく必死だったんだと思う、全てに。

#hakodiary