5年間お世話になった事務所を退所して1週間経ちました。

お久しぶりです、流浪の民、はこです。

旦那様にもお友達にも親にも誰にも相談せず、一人で懇々と、胃の調子が悪化するほど考えて出した今の答え。

退所が決まってからもギリギリまで誰にも打ち明けられず、誰にも言えないもどかしさ、退所日が近づくにつれこの答えは正しかったのかという不安、社会に取り残される恐怖(なにせ32歳でニートになるのだからね!)、ただただ身一つ、耐える日々でした。

大好きな事務所への名残惜しさはまるで 「「めっちゃ好きだし嫌いになったわけではないけど、その【好き】は【人】としてであって今はもう別れたほうがいいと思う!!!!(号泣)」」 、、と言って破局する高校生カップルのような気持ちでした。(知らんけど)

大好きなのに、何故退所という答えを出したのか。
あながちその高校生カップルの言葉は、ざっくりではあるけれど的をえてると思いました。

頭でずっと考えていて訳が分からなくなっていても、ふとした瞬間に全てが腑に落ちる、あの不思議な感覚。動物の直感。

後日、仲の良いフォトグラファーさんと話していて納得したのですが、
それは自分の無意識の意識だったのかもしれません。

大人になるにつれて人や情報に囲まれながら「守り」や「逃げ」や「受け流す」ことを自然に学習してしまった私たちが、とうの置き去りにしがちの自分の本来の本質。

過去のpostに
「自分に近づいていく」「無意識を引き出す」「無意識が本来の自分なのかな」
と書いていたことを思い出しました。 「自分に近づいていく」は我ながら気持ち悪りぃなと思うけども、我ながらわかりやすいなとも思います。
自分の弱さと徹底的にタイマン張ることとほぼ同じなので、やはり辛い。

私の一連の行動は、日本に暮らす一大人としてはとても我儘で愚かなことだなとも思います。
大多数の日本に暮らす大人は「守り」「逃げ」「受け流し」ながら働いているのに、私はそれができなかった。
赤の他人から見たら、私なんてただ夢見がちな子どものように見えるかもしれません。

そして本来ならば直ぐに別の事務所に入ったほうが賢明だと思います。生活するためにも。
実際、移籍というかたちのモデルさんも多いのではないでしょうか。
そのほうが正しいと思います。

でも私は、どこの事務所様にも入る予定のないまま、調べもしないまま、退所しました。

これは、大好きな前事務所への尊敬の意でもあり、私なりのけじめでもあります。まずは一人間として、モデルとして、表現者として、アイデンティティを突き詰めていきたい。
(でもニートは辛いです)

どうなるかは全くもってわかりませんが、
自分の動物的直感を信じ、息します。 〜つづく〜

高校生カップルディスってるわけじゃないからね。

#hakodiary