ひょんな質問から戻される記憶と、酸っぱめの後悔

はじめましての方にはずっとショートカット?と聞かれることが多い。

高1の1学期ににイキってセミロングの茶髪にしてたけど、「やっぱ長いの似合わんわクソ」と思い2学期にはショートカットに戻ってた。
私の高校は髪の脱色はNGだったけど、いやはや「校則違反」をしちゃう若気の至りですね。




忘れもしない高1の1学期中間テスト。


高校生になり学校にも慣れ始め、クラスの女子は皆口を揃えて「中間終わったら髪染める〜」と言ってました。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」の精神で、金曜日、中間テストが終わり意気揚々と帰った私は、地元のアピタで市販のカラー剤、パ●ティを買い、その夜髪をそめました。


ここでひとつ失敗したのは、放置時間です。カラー剤を塗ったあとリビングでテレビを見ていた私は、40分も髪に塗布したカラー剤を放置しました。


アホです。


やべーと思い(思ってなさそうだが)、急いで洗い流した髪は、綺麗に輝くアプリコットブラウンと化しました。
流石に明るすぎるかな、、や、でもみんな髪染めるって言ってたし、紛れて絶対気づかれんだろ。と腑に落とした私は、週明け月曜日、何食わぬ顔で学校へと行きました。


すると
なんということでしょう。


誰一人として髪を染めていないのです。

「やられた」

私は瞬時に悟りました。
急に気分が変わったのか、とりあえず誰かが染めるのを様子見(=先生たちの様子見)をするためか、ただの表面上の会話だったのか定かではありませんが、本当に、誰一人として、染めていない。




その日は朝からなんなく過ごし、「あーこれ染めたのバレてない系だわ」と安堵したいた私ですが、放課後がっつり先生に呼び止められる私を見て、クラスの女子がケタケタ笑っていました。


賢いやつらだ。



その時先生に注意され、髪を黒く直してくらように!じゃないと遠足連れて行きません!と言われたものの、「黒染めした」と言い張り綺麗なアプリコットブラウンのまま遠足には行き、その後髪をショートにしたり染め直したりしながらですが丸一年茶髪を続けました。

一年後には茶髪に飽きて黒染めしました。
ベリーショートにしたときもありました、
前髪は眉毛よりかなり上にもなりました、
川久保玲ばりのボブにしたときもありました、
そこから前下がりのショートボブにもしました。
卒業するときは強めのパーマからのアプリコットブラウンに舞い戻りました。

時代だなあ


今思えばその時からでしょうか。
私の「髪」に対する美意識は強かった。


大学入学と同時にサロンモデルを皮切りにモデル人生が始まったわけですが、やはりずっとショートでした。
いまは微々たる差はあるものの、ほぼこの髪型で固定されていますが、似合う似合わないがわかっていたので自分のスタイルが知らぬ間にできていたのだと思います。


髪伸ばしてえーと言いつつ切ってしまうのは、まだ私のスタイルだからと根本でわかっているからでしょう。




ただ、いま少しだけ後悔しているのは、校則を(他にもかなり)破っていたこと。たくさん経験できたのはいいけど、「校則」って学生のうちにしか無いものだからね。


他にもやり方があったかもなー、とも今更思ったりもする。
でももしかしたら、校則を破ることですら、スタイルだったのかもしれません。


#積み重ね #高1中間テストのことは忘れない #hakodiary