五感の一つの感覚が鈍ったからか、他の感覚が敏感になっている気がします。感覚に敏感になることは、長い目で見ると私にとっては有益なことです。ただ、鈍っているその時はとても辛い。

仕事においてのパフォーマンスもどうしても劣ってしまう。おそらく私はいわゆる「モデル」っぽいモデルではないので、一つの撮影で自分でも怖いぐらい疲れてしまいます。体力的に疲れる、のではなく、中から疲れる感じ。

大昔、この独特な疲れ方を「魂が削られる感覚で疲れる」と正直に人に話したことがありますが、笑われてしまいました。あ、私は人と違うんだ、とその時悟ったので、それ以降はその言葉を使うことを避けました。機会に恵まれて、去年久し振りに1度だけ使いましたが。

五感の一つに鈍りが生じたが故、パフォーマンスに劣りを感じ、疲れ方は大昔と何一つ変わらない、更には他の感覚が敏感になるので、魂もですが次は体力も削られます。この自分にとって不利な状況をどう打開していくか、何が必要かと考えると、【経験】しかなかったんです。

今の私は、過去の私が支えてくれています。魂が削られる撮影は、私の場合は全て映像と空気で頭の中の引き出しにインプットされてます。普段は閉まってるのに、こういう時に引き出しが勝手に開いてくれます。「こんな感じでこうやっていけば大丈夫だよー」と私に情報を与えてくれます。用が済んだらまた引き出しに戻って閉まっていきますが。その情報がまた細やかなこと。+αで他の引き出したちからも情報をくれます。更にその時の状態も加算されていきます。そうすると「今」の私の新しいものが無限に創られていくのです。

仕事での経験だけではありません。普段ふらふら歩いている時に得た視覚、聴覚的な情報も勝手に引き出しに入っています。
余談ですが、中学生のとき授業態度が悪かった私がそつなくテストや質問に答えることに対し先生に「お前は話を聞いてないようで聞いてるな笑」と褒められた(?)ことがあります。その時から「勝手にインプットされる」能力があったんだなと思います。(先生あのときはごめんね)

最初に話を戻すと、今日はその身体的鈍りが昨日よりも悪化してます。お医者さんには「日によって症状も変わるけど、神経質にならないように」と言われているので然程気にしていません。煩わしいしもどかしいけどね。
が、他の感覚が敏感になっているのでこんな長文を書いているのです。
あと、昨日のW杯で選手一人一人とチームを見て、自分と照らし合わせたのだとも思います。素晴らしかった!
#問題は時差のみ
ph @takuyanagata1
#hakodiary